【登山】 五竜岳テント泊 八方尾根往復1泊2日
【五竜山荘に現れたドラゴンのようなもの】

7月の金曜日の昼休みのこと。会社で「週末はどこか登る?」と聞かれ「北岳日帰りを考えてます」と答えたところ
「北アルプス行ってきなよ、五竜岳方面のあるぺん号に空席あるし」みたいな感じで気付けば先輩が電話でバス予約を完了するという怒涛の展開。
そんなこんなで日帰りは急遽テント泊に変わり、記念すべき北アルプスデビューは五竜岳となりました。
【竹橋駅】

何の準備もしていないので会社から急いで帰って荷物をまとめ竹橋駅へ。
バス代を振り込まなくてはいけないし、家に帰ってから出るまで2時間も無く焦ってフリースを忘れてしまいました。
地図も持っていないのでビル内にあるファミリーマートで印刷(300円)。こういう時に便利ですね。
五竜岳っていう名前は何となく聞いたことある、程度の知識しかないので無難に八方池山荘~五竜岳のピストンにします。
【白馬八方バスターミナル】

予定通り5:30前に到着。私は全く寝られないタイプなのでバスで眠れる人が羨ましいです。
アニメろんぐらいだぁす!に出てた山だ!と思っていたらこれが今から目指す五竜岳だったのを帰ってから知りました。
すぐ近くにコンビニがあったので前夜に慌てて食料調達しなくてもよかったです。

八方アルペンラインというゴンドラとリフトを3つ乗り継ぎます。この日の始発は6:30でした。
料金は往復で2900円。荷物が15kg以上ある場合は追加料金が必要みたいです。
そんなことは知らず水分を4リットルも背負っていたので追加料金かなと思ったら私のザックは11kgちょっとでした。
意外と軽くてびっくりです。
【鎌池湿原】

湿地に反射したちょっとした景色だけでも美しすぎる。
乗り場にあったパンフレットを見ると、八方池というのがこれの上位互換らしいのでこの先も期待しかありません。


雲はありますがそれもまた綺麗かなと

登山スタート!八方池まではトレッキングエリアとされていて観光客で賑わうそうです。
なので整備された歩きやすい道が続きます。

おかしい、さっきまでと違い雲行きが怪しい
【八方池】

池に着くころにはガスだらけ。ここからの景色を楽しみにしていたので本当に残念でした。

少しだけ雪渓を登ります。

転んだらどこまで滑り落ちるかわからないので気が抜けません。ピッケルが欲しいと思ったくらいです。

2日後、この辺りで滑落死亡事故が起きてしまったそうです。
少しの距離でもチェーンアイゼンを装着します。これだけでも事故のリスクは大幅に減らせるはずです。

その先もずっとガスガスの道を歩きます。

ちょっと晴れてきました。雪を首筋に当てて体を冷やしながら進みます。
【唐松岳頂上山荘】

2時間30分ほどで山荘に到着です。

ガスも晴れて北アルプスの山々が見渡せます。山の名前は全くわかりませんが。

こんな天気なので晴れてる時に行っておこうと思い、ザックをデポしてペットボトル1本持って唐松岳に寄り道します。

進行方向右に見えるのが白馬岳?
【唐松岳 2696m】

山荘から15分ほどで頂上に到着です。
記念すべき北アルプスデビューは五竜岳じゃなくて唐松岳か

景色を堪能したら五竜岳に向かって出発。

この先すぐに牛首の鎖場、の置き看板
【牛首の鎖場】

なかなかスリリングです。とにかく慎重に進みます。

振り返ると唐松岳はガスに覆われ始めていました。いいタイミングで登れてよかったです。

そしてどんどん下る。翌日またここを登ってくるのかと思うと気が重くなります。

何度か気の抜けない鎖場を通過

まだまだ下る。


ガスが無ければ絶景だったんでしょうね。

さらに下る。下に見えている道が唐松~五竜間の鞍部になるのかな。

下った後は当然登りが待っています。急では無いけど堪えます。


つい歩きたくなりますがこれは登山道ではありません。

最後の登り

ようやく本日の幕営地、五竜山荘が見えてきました。肝心の五竜岳は雲の中。

スタートしてからここまで5時間30分でした。天幕料は1000円です。

10:00~14:00までは小屋で昼食が食べられるのでガスが晴れるのを期待してランチタイムに。
チャーハン(700円)は量はちょっと少なかったけどおいしく頂きました。

で、しばらくして外に出ると悪化してる。
寝不足だし今日はあきらめてテントでゴロゴロして休むことに。

19:30頃、外から「山頂見えそう」という声が聞こえたのでテントから出てみるも結局この日は見えませんでした。

五竜岳は見えなかったけど、代わりにトップに載せた竜みたいな雲が見られたので良しとします。
翌日に期待です。
【早朝の五竜山荘テント場から】

北アルプスデビューとなった五竜岳テント泊山行2日目です。
午前3時に起床、まだ雲に覆われた登山道には山頂でご来光を見る人たちのヘッドライトの光の列が出来ています。
私もそこに加わるつもりでしたが、この雲だとご来光は見られないかなと思い明るくなってから行動することに決めました。
テントで朝食を済ませ明るくなってから外に出るとようやく五竜岳の全貌を見ることが出来ました。
いよいよ頂上へ登山開始です。

まもなく日の出の時間となり、空がピンク色に染まっていてとても綺麗。

それでは出発です。最初のうちは尾根の西側を歩くことになるので太陽は見えません。
前日の唐松岳はザックをデポして手にペットボトルを持って登りましたが、こちらは鎖場などもあるらしく両手をあけておきたいので水だけ入れたザックを背負って行きます。頂上までのコースタイムは約1時間となっています。


しっかりマーキングされているので安心

ある程度登ったところから。結局太陽はでませんでした。

鎖などを越え

あともう一息かなというところで

猫耳みたいな形が特徴的な鹿島槍ヶ岳の姿を見ることが出来ます。
北峰、南峰と二つの山頂を持つ双耳峰と呼ばれる山です。と道行く登山者に教えてもらいました。
結構近くに見えるのにコースタイムは五竜岳から手前の北峰までで6時間以上となってます。


よく見ると富士山(写真中央)も見えました。その左が八ヶ岳、右が南アルプスです。

こいつは良い尖りっぷりをしている、と思いながらさらに登ると

鹿島槍ヶ岳の肩から槍ヶ岳が見えました。初めて見たけど良い尖りっぷりをしてますね。

山頂は目前です。
【五竜岳 2814m】

小屋から1時間ほどで到着しました。
曇ってるけど視界は良好、欲を言えば晴天がよかったけど十分満足のいく初北アルプスとなりました。

山頂は狭いので記念撮影したら戻ります。

剱岳。他にも色々山の名前を教えてもらったものの全く覚えられず…

鹿島槍ヶ岳と槍ヶ岳

雲海が幻想的な感じがしてお気に入りの写真です。

昨日登った唐松岳(中央左)と山荘も見えます。
唐松岳の上の尖っているのが白馬岳かな?

歩いてきた尾根がすべて見渡せます。


これから戻るリフト乗り場。今リフト乗り場にいたら大迫力の雲海が見られそうですね。

下山する頃には唐松岳に雲がかかり始めます。

テント場に戻ると五竜岳にも雲がかかり

テントを片付け終わった頃には真っ白になってしまいました。
いいタイミングで登れてよかったです。

さらば五竜山荘。出発前に水(1リットル100円)を補給して来た道を戻ります。
水はお世辞にもおいしいとは言えません。しかも補給した水は結局飲まなかったという。
以前、甲斐駒ヶ岳で水を切らして辛い思いして以来多めに持つようにしてるんですが今回は余計でしたね。難しい

山荘を出てすぐに雨が降り始めます。本当に山頂は天気が持ってくれてよかった。
この遠見尾根を下る人が多くて、次来ることがあればこちらから下山しようと思います。

時折振り返ってみても山頂にはずっと雲がかかったままでした。

雨は降ったりやんだりです。
下はモンベルのペラペラレインウェアなので登山靴を履いたままでは脱ぎ着ができません。
軽さを取るか利便性を取るか、難しいところ。

下山しているのに登らなくてはいけないなんて



落差があってちょっと怖い場所も

麓の駐車場から見て以来、遠目から五竜岳の全体像は見られませんでしたね。
山荘からだと正直あまりかっこよくなry

レインウェアは着っぱなしで行くことにします。
いくら透湿素材といっても限度があるので降ってない時は着たくないのですが、脱ぎ着がいい加減面倒になってきました。
下山したら温泉入って着替えますしね。


牛首の鎖場に着く頃には完全に雲の中に


何も見えないおかげで高度感は無いので行きよりは怖くありませんでした。
【唐松岳頂上山荘】


唐松岳は昨日登っておいて正解でした。


濃霧で何も見えないので花の写真を撮ったり

雪渓などを下り、ようやく八方池に戻ってきました。
もしかしたら今ならいい景色が見れるかもしれないと思い池によって行きます。

そして着いてすぐにガスに飲まれる。即退散です。

顔に見えるケルン

ここから先の木道と石は雨に濡れて恐ろしいほど滑るので注意が必要です。

赤ちゃんを背負えるザックあるじゃないですか。観光地だけあって雨の中あれで子供を背負って歩いている人が何人かいて見てるこっちがヒヤヒヤしました。
滑って転倒した日には下手したら子供の命に関わるんじゃないかと。
くれぐれも気をつけてくれよ~と思いながら追い抜き10歩ほど歩いた所で見事に滑って尻餅&背中から派手に倒れました。
人の心配をする前に自分の足元の心配をしろよ、と。
でかいザックを背負っているのでちょっと恥ずかしい思いをするだけで済みましたが。
目の前でずっこけた私を反面教師にしてもらえたなら幸いでございます。
【八方インフォメーションセンター】

リフトとゴンドラを乗り継いで麓へ戻ってきました。
帰りはどうしようかと思っていたらここから新宿行きの高速バスがあるということで席があるか聞いてみるも最終便以外は満席でした。
「じゃあ電車で帰るんで白馬駅までのチケットください」と言うと受付のお姉さんも引き下がらず
「長野経由の新宿行きなら座席がありますよ」と勧めてくるのでそれで帰ることに。
支払いを済ませチケットを受け取った後で「長野駅での乗り換えは~」と。
「直通じゃないんか!」と心の中でつっこみながら、バスの時間まで八方の湯(800円、あるぺん号利用者は割引で700円)で汗を流しました。
ちなみにアルピコ交通でも夜行バスで新宿からここまで来られることを知ったので、次来る事があればアルピコ交通ですね。
あるぺん号より安いし座席の乗り心地も良かったです。とは言え帰りのバスも寝れなかったけど。
【横川サービスエリア】

休憩で立ち寄った横川SAからの妙義山。

多くの人が写真を撮っていました。

この奇岩は登山を全くしない人でも気になってしまうことでしょう。
いつか登りに行ってみたいけど、さすがに素人じゃ無理かな。

そしてゴミ箱の上には今朝見てきた鹿島槍ヶ岳を遥かに凌ぐ見事な双耳峰が鎮座していました。
この貫禄、ただ者じゃない。
以上、五竜岳テント泊でした。
【所要時間 1日目】
八方池山荘(07:18)~唐松岳頂上山荘・唐松岳(09:46-10:33)~五竜山荘(12:47)
【所要時間 2日目】
五竜山荘(04:33)~五竜岳(05:30-05:50)~五竜山荘(06:34-07:25)~唐松岳頂上山荘(09:47)~八方池山荘(11:53)

7月の金曜日の昼休みのこと。会社で「週末はどこか登る?」と聞かれ「北岳日帰りを考えてます」と答えたところ
「北アルプス行ってきなよ、五竜岳方面のあるぺん号に空席あるし」みたいな感じで気付けば先輩が電話でバス予約を完了するという怒涛の展開。
そんなこんなで日帰りは急遽テント泊に変わり、記念すべき北アルプスデビューは五竜岳となりました。
【竹橋駅】

何の準備もしていないので会社から急いで帰って荷物をまとめ竹橋駅へ。
バス代を振り込まなくてはいけないし、家に帰ってから出るまで2時間も無く焦ってフリースを忘れてしまいました。
地図も持っていないのでビル内にあるファミリーマートで印刷(300円)。こういう時に便利ですね。
五竜岳っていう名前は何となく聞いたことある、程度の知識しかないので無難に八方池山荘~五竜岳のピストンにします。
【白馬八方バスターミナル】

予定通り5:30前に到着。私は全く寝られないタイプなのでバスで眠れる人が羨ましいです。
アニメろんぐらいだぁす!に出てた山だ!と思っていたらこれが今から目指す五竜岳だったのを帰ってから知りました。
すぐ近くにコンビニがあったので前夜に慌てて食料調達しなくてもよかったです。

八方アルペンラインというゴンドラとリフトを3つ乗り継ぎます。この日の始発は6:30でした。
料金は往復で2900円。荷物が15kg以上ある場合は追加料金が必要みたいです。
そんなことは知らず水分を4リットルも背負っていたので追加料金かなと思ったら私のザックは11kgちょっとでした。
意外と軽くてびっくりです。
【鎌池湿原】

湿地に反射したちょっとした景色だけでも美しすぎる。
乗り場にあったパンフレットを見ると、八方池というのがこれの上位互換らしいのでこの先も期待しかありません。


雲はありますがそれもまた綺麗かなと

登山スタート!八方池まではトレッキングエリアとされていて観光客で賑わうそうです。
なので整備された歩きやすい道が続きます。

おかしい、さっきまでと違い雲行きが怪しい
【八方池】

池に着くころにはガスだらけ。ここからの景色を楽しみにしていたので本当に残念でした。

少しだけ雪渓を登ります。

転んだらどこまで滑り落ちるかわからないので気が抜けません。ピッケルが欲しいと思ったくらいです。

2日後、この辺りで滑落死亡事故が起きてしまったそうです。
少しの距離でもチェーンアイゼンを装着します。これだけでも事故のリスクは大幅に減らせるはずです。

その先もずっとガスガスの道を歩きます。

ちょっと晴れてきました。雪を首筋に当てて体を冷やしながら進みます。
【唐松岳頂上山荘】

2時間30分ほどで山荘に到着です。

ガスも晴れて北アルプスの山々が見渡せます。山の名前は全くわかりませんが。

こんな天気なので晴れてる時に行っておこうと思い、ザックをデポしてペットボトル1本持って唐松岳に寄り道します。

進行方向右に見えるのが白馬岳?
【唐松岳 2696m】

山荘から15分ほどで頂上に到着です。
記念すべき北アルプスデビューは五竜岳じゃなくて唐松岳か

景色を堪能したら五竜岳に向かって出発。

この先すぐに牛首の鎖場、の置き看板
【牛首の鎖場】

なかなかスリリングです。とにかく慎重に進みます。

振り返ると唐松岳はガスに覆われ始めていました。いいタイミングで登れてよかったです。

そしてどんどん下る。翌日またここを登ってくるのかと思うと気が重くなります。

何度か気の抜けない鎖場を通過

まだまだ下る。


ガスが無ければ絶景だったんでしょうね。

さらに下る。下に見えている道が唐松~五竜間の鞍部になるのかな。

下った後は当然登りが待っています。急では無いけど堪えます。


つい歩きたくなりますがこれは登山道ではありません。

最後の登り

ようやく本日の幕営地、五竜山荘が見えてきました。肝心の五竜岳は雲の中。

スタートしてからここまで5時間30分でした。天幕料は1000円です。

10:00~14:00までは小屋で昼食が食べられるのでガスが晴れるのを期待してランチタイムに。
チャーハン(700円)は量はちょっと少なかったけどおいしく頂きました。

で、しばらくして外に出ると悪化してる。
寝不足だし今日はあきらめてテントでゴロゴロして休むことに。

19:30頃、外から「山頂見えそう」という声が聞こえたのでテントから出てみるも結局この日は見えませんでした。

五竜岳は見えなかったけど、代わりにトップに載せた竜みたいな雲が見られたので良しとします。
翌日に期待です。
【早朝の五竜山荘テント場から】

北アルプスデビューとなった五竜岳テント泊山行2日目です。
午前3時に起床、まだ雲に覆われた登山道には山頂でご来光を見る人たちのヘッドライトの光の列が出来ています。
私もそこに加わるつもりでしたが、この雲だとご来光は見られないかなと思い明るくなってから行動することに決めました。
テントで朝食を済ませ明るくなってから外に出るとようやく五竜岳の全貌を見ることが出来ました。
いよいよ頂上へ登山開始です。

まもなく日の出の時間となり、空がピンク色に染まっていてとても綺麗。

それでは出発です。最初のうちは尾根の西側を歩くことになるので太陽は見えません。
前日の唐松岳はザックをデポして手にペットボトルを持って登りましたが、こちらは鎖場などもあるらしく両手をあけておきたいので水だけ入れたザックを背負って行きます。頂上までのコースタイムは約1時間となっています。


しっかりマーキングされているので安心

ある程度登ったところから。結局太陽はでませんでした。

鎖などを越え

あともう一息かなというところで

猫耳みたいな形が特徴的な鹿島槍ヶ岳の姿を見ることが出来ます。
北峰、南峰と二つの山頂を持つ双耳峰と呼ばれる山です。と道行く登山者に教えてもらいました。
結構近くに見えるのにコースタイムは五竜岳から手前の北峰までで6時間以上となってます。


よく見ると富士山(写真中央)も見えました。その左が八ヶ岳、右が南アルプスです。

こいつは良い尖りっぷりをしている、と思いながらさらに登ると

鹿島槍ヶ岳の肩から槍ヶ岳が見えました。初めて見たけど良い尖りっぷりをしてますね。

山頂は目前です。
【五竜岳 2814m】

小屋から1時間ほどで到着しました。
曇ってるけど視界は良好、欲を言えば晴天がよかったけど十分満足のいく初北アルプスとなりました。

山頂は狭いので記念撮影したら戻ります。

剱岳。他にも色々山の名前を教えてもらったものの全く覚えられず…

鹿島槍ヶ岳と槍ヶ岳

雲海が幻想的な感じがしてお気に入りの写真です。

昨日登った唐松岳(中央左)と山荘も見えます。
唐松岳の上の尖っているのが白馬岳かな?

歩いてきた尾根がすべて見渡せます。


これから戻るリフト乗り場。今リフト乗り場にいたら大迫力の雲海が見られそうですね。

下山する頃には唐松岳に雲がかかり始めます。

テント場に戻ると五竜岳にも雲がかかり

テントを片付け終わった頃には真っ白になってしまいました。
いいタイミングで登れてよかったです。

さらば五竜山荘。出発前に水(1リットル100円)を補給して来た道を戻ります。
水はお世辞にもおいしいとは言えません。しかも補給した水は結局飲まなかったという。
以前、甲斐駒ヶ岳で水を切らして辛い思いして以来多めに持つようにしてるんですが今回は余計でしたね。難しい

山荘を出てすぐに雨が降り始めます。本当に山頂は天気が持ってくれてよかった。
この遠見尾根を下る人が多くて、次来ることがあればこちらから下山しようと思います。

時折振り返ってみても山頂にはずっと雲がかかったままでした。

雨は降ったりやんだりです。
下はモンベルのペラペラレインウェアなので登山靴を履いたままでは脱ぎ着ができません。
軽さを取るか利便性を取るか、難しいところ。

下山しているのに登らなくてはいけないなんて



落差があってちょっと怖い場所も

麓の駐車場から見て以来、遠目から五竜岳の全体像は見られませんでしたね。
山荘からだと正直あまりかっこよくなry

レインウェアは着っぱなしで行くことにします。
いくら透湿素材といっても限度があるので降ってない時は着たくないのですが、脱ぎ着がいい加減面倒になってきました。
下山したら温泉入って着替えますしね。


牛首の鎖場に着く頃には完全に雲の中に


何も見えないおかげで高度感は無いので行きよりは怖くありませんでした。
【唐松岳頂上山荘】


唐松岳は昨日登っておいて正解でした。


濃霧で何も見えないので花の写真を撮ったり

雪渓などを下り、ようやく八方池に戻ってきました。
もしかしたら今ならいい景色が見れるかもしれないと思い池によって行きます。

そして着いてすぐにガスに飲まれる。即退散です。

顔に見えるケルン

ここから先の木道と石は雨に濡れて恐ろしいほど滑るので注意が必要です。

赤ちゃんを背負えるザックあるじゃないですか。観光地だけあって雨の中あれで子供を背負って歩いている人が何人かいて見てるこっちがヒヤヒヤしました。
滑って転倒した日には下手したら子供の命に関わるんじゃないかと。
くれぐれも気をつけてくれよ~と思いながら追い抜き10歩ほど歩いた所で見事に滑って尻餅&背中から派手に倒れました。
人の心配をする前に自分の足元の心配をしろよ、と。
でかいザックを背負っているのでちょっと恥ずかしい思いをするだけで済みましたが。
目の前でずっこけた私を反面教師にしてもらえたなら幸いでございます。
【八方インフォメーションセンター】

リフトとゴンドラを乗り継いで麓へ戻ってきました。
帰りはどうしようかと思っていたらここから新宿行きの高速バスがあるということで席があるか聞いてみるも最終便以外は満席でした。
「じゃあ電車で帰るんで白馬駅までのチケットください」と言うと受付のお姉さんも引き下がらず
「長野経由の新宿行きなら座席がありますよ」と勧めてくるのでそれで帰ることに。
支払いを済ませチケットを受け取った後で「長野駅での乗り換えは~」と。
「直通じゃないんか!」と心の中でつっこみながら、バスの時間まで八方の湯(800円、あるぺん号利用者は割引で700円)で汗を流しました。
ちなみにアルピコ交通でも夜行バスで新宿からここまで来られることを知ったので、次来る事があればアルピコ交通ですね。
あるぺん号より安いし座席の乗り心地も良かったです。とは言え帰りのバスも寝れなかったけど。
【横川サービスエリア】

休憩で立ち寄った横川SAからの妙義山。

多くの人が写真を撮っていました。

この奇岩は登山を全くしない人でも気になってしまうことでしょう。
いつか登りに行ってみたいけど、さすがに素人じゃ無理かな。

そしてゴミ箱の上には今朝見てきた鹿島槍ヶ岳を遥かに凌ぐ見事な双耳峰が鎮座していました。
この貫禄、ただ者じゃない。
以上、五竜岳テント泊でした。
【所要時間 1日目】
八方池山荘(07:18)~唐松岳頂上山荘・唐松岳(09:46-10:33)~五竜山荘(12:47)
【所要時間 2日目】
五竜山荘(04:33)~五竜岳(05:30-05:50)~五竜山荘(06:34-07:25)~唐松岳頂上山荘(09:47)~八方池山荘(11:53)
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